明野の生活
ひょんな事から明野に家を手に入れて、明野での生活が始まりました。でも事は思ったようには進まなかったのです


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31   アスターの優れた点
更新日時:
 私はアスター以外の花も研究したり、作ったりしてみましたが、ヒマワリ祭りの観光客へのお土産として、これ以上に適した花はちょっと見あたりませんでした。
 まず、ヒマワリと同時期に咲く花でなければなりません。ヒマワリ自体は種まき時期によっては明野でも6月から11月頃までかなり長い期間咲かせることが出来ますが、明野のヒマワリ祭りは7月下旬から8月いっぱい、ということになっているので、そのころに咲く花でなければなりません。
 次に、水揚げが良くなければなりません。花束を水から上げて一日ぐらい持ち歩いて、少ししんなりしても、家に帰って水切りすればたちどころに生き生きする、という性質です。
 花持ちも良く、夏でもマメに水を換えてやれば10日ぐらいはシャンとしています。
 小輪ならばかさばらず、持ち歩いても傷みにくいし、邪魔になりません。花姿も、花色もかわいらしいのです。
 他の花で此の条件をすべて満たしている花には出会いませんでした。ヒマワリの花束も人気がありますが、かさばって、持ち歩くのに、邪魔になりますし、水揚げがうまくいかないことがあります。センニチコウもコンパクトで可愛いし水揚げの心配もいりませんが、花姿が特殊なので、手を出しにくい人も多いようです。
 色々考えるとやはり「アスター アズ ナンバーワン」という結論になります。

32   十数年後の思い
更新日時:
 このような成り行きで花を作り始めてもう十数年、私は毎年ヒマワリ畑の種まきに参加し、アスターを作って売っています。途中、会の形態が変わったり、直売所の形態が変わったり、売上が伸び悩んだり、いろいろな変遷がありました。でも、私は、私の花作りの原点であるアスターを、健康の許す限り作り続け、売り続けたいと思っています。花作りを通して、私を明野に根付かせて下さった、三木先生や杉山さん、会員の方々の恩を忘れないようにしたいと思うからです。
 
 (このテーマ完2009年3月)



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